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クルマを買い換えました。
新たに相棒となるのはトヨタの「C-HR」、こいつはネットでの評価は賛否両論。
でもね、アラフィフの私にとって非常にストライクゾーンを突いてくるクルマだったのです。
その理由としてランボルギーニカウンタックなどのスーパーカーブームを経験し、メカメカしいガンダムやマクロス、宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999などのアニメを見て育ったのも要因かもしれません。
C-HRって男心くすぐりませんか?
C-HRを購入に至る魅力
C-HRを購入するにあたって、個人的に魅力に感じた点はいくつかありますが、その中でも次の4点がとくに気になりました。
- やり過ぎなスタイリング
- タイトでコクピット感が強い運転席
- プリウス譲りのハイブリットシステム
- 先進の安全機能
クルマを選ぶ理由ってなんでしょうか?
個人的には見た目が50%くらい占めると思うのですが、普通はどうなんでしょうか。
あとは燃費と機能という順番かなと思います。
そんな個人的な観点からC-HRの魅力を並べて見ましたので、C−HRを検討されている方はぜひ参考にどうぞ。
魅力1 やり過ぎなスタイリング
これは凄いですよね、スタイリングはやり過ぎた感が半端なくあります。
アニメの世界から飛び出してきた未来の車そのもの。
このスタイリングを見て、「やり過ぎ!」「子供っぽい」「ガキが乗るクルマ」など言われていますが、個人的にはすべて賛同します。
でもいい歳をしたおじさんが無難なクルマを乗る方が良いなんてね、誰がその基準を決めたのか、そして乗るのは誰なのかと言うことですよ。
アニメや映画から飛び出してきたかのメカニカルな風貌、自分の中にある子ども心がざわつきます。
スーパーカーブームって今の人は知らないと思いますが、ランボルギーニカウンタックのメカメカしさに、当時の子どもたちはときめいたのです。
そんなスーパーカーが身近ににやってきたと感じたのは、私だけじゃないでしょうね。
事実、C-HRを乗る人に多く見られるのは若者だけでなく、40代や50代の方。
カウンタックに憧れた世代なんですよね。
魅力2 タイトでコクピット感が強い運転席
これはスタイリングの延長線上かもしれませんが、ガンダムやスーパーカーを彷彿させるタイトなコクピット感(実際はそれほどタイトではありません)
エアコンやナビなどすべての操作系が運転席に向かって傾斜しているのは、運転手を主人公にしたメカですよ。
主人公は自分自身であることを感じずにいられない、コクピット感は大人が楽しめるおもちゃなんだろうなと思います。
ワクワクするコクピットがC-HRなんですね。
魅力3 プリウス譲りのハイブリッドシステム
ハイブリッド以外は考えていないと言うのが正解かもしれません。
その中でもやはりトヨタプリウスの実績はずば抜けているんじゃないかと思います。
そんなプリウスのハイブリッドシステムと同等の物を使っているのがC-HR、これは非常に期待できますね。
他にも純粋な燃費やランニングコストを考えると、ディーゼルエンジンというのも候補に出てきます。
しかし、以前もハイブリッド車を乗っていた身としては、普通のエンジンでは満足できません。
その理由として3点ほど挙げられます。
- ガソリン車のアイドリングストップが不快
- エンジンストップ時でもエアコンが効く
- 待機時にガソリンの消費が少ない
ガソリン車のアイドリングストップが不快
これは環境の為に仕方がないのかもしれませんが、信号待ちでエンジンが停車する「アイドリングストップ」
問題は信号が青になり走り出す時にエンジンが再始動するのですが、セルが回るため不快な振動と音がします。
これすごく苦手なんですよ…「ギュルルン」っ音が鳴って「ブルルン」と振動が伝わってきます。
ハイブリッドはこのどちらもありません、信号停車時は当然ですがエンジンは停止状態、再始動時はモーターで走り出すのでセルが回った時の不快感は一切ありません。
この快適さを経験してしまうと、ハイブリッド以外の候補は電気自動車くらいになってしまうのですよ。
エンジンストップ時でもエアコンが効く
ハイブリッドの魅力の中でも最大の理由は停車時でもエアコンが効くことです。
エンジンで動くクルマとハイブリッド車の違いは、エアコン方式が異なる点があります。
- ガソリンエンジン車 エンジンでコンプレッサーを駆動
- ハイブリッド車 電気でコンプレッサーを駆動
ガソリン車の場合はアイドリングストップ中にはコンプレッサーが停止する為、冷風は出なくなり送風だけの状態になります。
しかしハイブリッド車に関してはエンジンが停止していても、冷風を送り出すコンプレッサーは電気で動かすためいつでも快適に冷房の恩恵を受けることが可能です。
この快適さを経験すると、普通のガソリンエンジン車には戻れないんですよね。
待機時にガソリンの消費が少ない
車で待機する機会が多くあります。
家族で出かける時もそうですが、仕事で一時待機する時もあります。
エンジンを完全に停止するのが理想ですが、真冬の寒い時や真夏の暑い時期にエアコンなしで待機は厳しいんですよね。
そうなるとハイブリッド車は大半の時間はエンジンが止まっているので、ガソリン消費が少なくて済みます。
停止時にアイドリング状態がゼロではないので怒られそうですが、エンジンが停止している時間が長いので環境にもよく、そして財布にも優しい。
これはハイブリッド車に乗ったことがある方は恩恵を感じているんじゃないかなと思いますよ。
魅力4 先進の安全機能
今では軽自動車でも当たり前の安全機能ですが、今まで乗っていたホンダフィットには何も付いていませんでした。
マイナーチェンジした現行モデルには先進の「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が付いていますが、初期型である私のフィットハイブリッドには装備されていません。
日頃から安全運転を心がけていますが、自動的にブレーキが掛かるのは非常にありがたいこと。
今では更に進んだシステムがありますが、C-HRの装備されている「Toyota Safety Sense (トヨタセーフティセンス)」も十分な機能があり、日々の運転に安心感があります。
守られているなあっていう感覚ですかね。
- プリクラッシュセーフティ
衝突の回避や衝突時の被害軽減をサポート - レーンディパーチャーアラート
車線逸脱の可能性をドライバーにお知らせ - オートマチックハイビーム
夜間の歩行者の早期発見に貢献 - レーダークルーズコントロール
先行車との車間距離を保って追従走行
万が一の衝突の時に回避や被害軽減をサポートする「プリクラッシュセーフティ」は非常に心強い装備。
よそ見運転をするつもりはありませんが、人間の判断にはミスがあります。そのミスを補ってくれるのは本当にありがたいですね。
そして日常で一番恩恵があるのは先行車と一定の距離を保って追従走行する「レーダークルーズコントロール」
セットすれば渋滞時には停止するまで、すべてを自動で速度調整からブレーキまで行ってくれます。
こいつはちょっとしたお出かけから、遠方までの旅行までと疲労の軽減が半端ないですよ。
C-HRを購入して良かった点・機能
これまでに記載した内容は購入前に感じていた魅力についてですが、ここからは購入して乗り始めてから良かったと思えた点や機能について挙げます。
良かった点は色々とありますが、ここで挙げる3点に関しては本当にあって良かったと思える素晴らしい装備でした。
これからC-HRを購入しようかと考えている方、この装備に関しては本当に良かったので参考にしてくださいね。
良かった点1 シートヒーター
冬場に最高な装備NO.1は夫婦で大喜びの「シートヒーター」
寒い時に車に乗り込んでも暖房が効いてくるのはしばらく経ってから…すぐには車内が暖かくはなりません。
しかしシートヒーターはものすごい効果で、スイッチを入れてからすぐに暖かくなるのはビックリします。
ホント、即効性の暖房器具。
一度味わうと、この機能なしのクルマには戻れませんよ。
奥さん大喜びの逸品です、最高!
良かった点2 ブレーキホールド機能
「HOLD」スイッチをオンにすると、信号待ちなど停車中にブレーキがホールド状態になります。
ホールド状態になるとブレーキが掛かった状態になるため、運転手はブレーキから足を離すことが可能に。
この安心感と足が楽な状態は、とてもありがたい機能です。
特に疲れているときや雨で靴が濡れているときなどは、誤ってブレーキから足を滑らせてしまいそうな時があります。
そんな時にブレーキホールドの安心感は素晴らしいですね。
C-HR購入前には特に必要とは思っていなかった機能ですが、今では無くてはならないものとなりました。
良かった点3 各種センサー
これも今までのクルマに付いていたものはなかったので、特別必要とは思っていませんでしたが、安全面では絶対にあったほうが良いものですよ。
C-HRのG・G-Tグレードに標準装備もしくはメーカーオプションになりますが、これは本当に毎日大活躍です。
ブラインドスポットモニター〈BSM〉
走行中に後方側面から接近する車を知らせる機能。
サイドミラーから見えない死角部分に車がいるときも反応してくれます。
車線変更をするときに絶大な効果があるので、運転に自信がない人にはとくにオススメ。
かなり安心を得ることができるので、全車標準にしてほしい装備です。
リヤクロストラフィックアラート〈RCTA〉
駐車場でバックする際に後方の左右から車両が近ずくと、音とインジケーターで警告。
コンビニやスーパーの駐車場でバックで出る時にかなり役にたちます。
後方の左右から接近する車両は目視やバックモニターでは発見が遅れるので、センサーで検知してくれるのは本当にありがたいです。
クリアランスソナー&バックソナー
車両前方とコーナー部分、そして車両後方とコーナー部分に接近する障害物をブザーとディスプレイに表示してお知らせ。
この機能により運転席からは分からない障害物までの距離感も分かり、安心して狭い場所などの切り返しや駐車が可能に。
狭い場所で車を接触させることが無くなり、安心して障害物を避けることができます。
超音波を使ったソナーですが、この機能も全車標準装備されると良いんですけどね。
これも一度使うと、もうない車両には戻れません。
良かった点4 先行車との車間距離を保って追従走行
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)が標準で付くとは今どきのクルマは凄いですね。
一度セットしたら、先行するクルマと一定の距離を保ちながら追従していきます。
そして凄いのは渋滞などで完全に停止するまで自動でやってくれます。
これを初めて使ったときは感動しました。時代はここまできたんだな…とね。
今のクルマは本当に凄い、完全自動運転はもうそこまで来ていると感じます。
C-HRを購入してイマイチな点
C-HRは購入して本当に良かったと思っていますが、不満な箇所もいくつかあります。
車両の魅力が非常に高いだけに、少し残念なポイントですね。
残念1 後部座席が狭い
個人的な見解ですが、よくネットで叩かれるほど狭くはありません。
ちなみに私のスペックは身長176センチ、体重90キロほど。
それなりのデカさだと思いますが、後部座席に座ってそこまで叩かれるほど狭いとは思いません。
私のドライビングポジションに運転席の位置を合わせても、後部座席は私自身が十分に座れます。
…広くはないですけどね。
でも、大人4名乗車なら必要最低限の広さはあると言えますよ、5名は無理ですが。
ただし今まで乗っていたコンパクトカーのフィットハイブリッドよりも、後部座席が狭いのは事実。
やっぱりもう少し広いと良いのになぁ〜と思いますよ。
残念2 後部座席のアームレストが無い
なんでこのクラスのクルマに後席アームレストがないんですかね。
これはコストダウン以外の何ものでもありませんよ。
コンパクトカーでもアームレストがあるんすからね、乗り出し300万円する車でこれはイカん。
トヨタの怠慢ですね、コンセプトなんて言わせませんよ。
残念3 ドリンクホルダーが使いずらい
ドリンクホルダーは最悪ですね、機能性なんてまったく考えていない作り。
デザインを優先したのかもしれませんが、ユーザーを軽んじていると言えますね。
あまりにも最悪なので、社外品のドリンクホルダーを購入して対策しました。
「槌屋ヤック」というメーカーのC-HR専用ドリンクホルダーですが、これが逸品で大満足しています。
純正品として売り出しても良いくらいの出来栄えですよ。
今回つけたドリンクホルダー
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残念4 電源が使いずらい
なんでソケット電源がアームレスト内にしかないんですかね。
今どきスマホの充電は毎日車内で行います。
それも乗るたびにと言っても良いほど頻繁に使うのですよね。
アームレスト内にしかないなんて使いづらくて仕方がありません。
これは設計ミスと言って良いほど、乗り手を無視したものじゃないかなと思います。
ある意味ドリンクホルダーを超えるほどひどい設計ですね。
これに関しても「槌屋ヤック」から販売されている増設ソケットが人気で、今後購入する予定です。
評判はとても良いので早く買いたいですね。
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残念5 安っぽいドアパネル
なんてプラスチック感が全面に出た安っぽいドアパネルなんでしょうか。
商用車の内張ですか?!と思えるほどチープな質感で所有する喜びは皆無です。
かなりのコストダウンを目指したのが分かります。
【C-HR総評】不満点はあるが所有する喜びのあるクルマ
不満な点は今回出した箇所以外にもたくさん思い当たります。
しかし、数々の不満を上回るほどの魅力があるクルマがC-HRなんですよね。
クルマは移動手段という側面もありますが、所有する喜びや趣味性も持ち合わせています。
個人的にはC-HRは所有する喜びのあるクルマであり、乗って眺めて喜べるマシンだと感じています。
ネットの酷評を見るとその通りだと思うことも多々ありますが、そこまで攻撃しなくても良いんじゃないかなあ。
乗るとね、結構いい車ですよC-HR。
SUVの中ではダントツの低燃費、世界最高峰のハイブリッドシステム、やり過ぎなくらいの攻めたデザイン。
子供がある程度育ち、基本的にひとりか夫婦二人で乗ることが増えたわが家では、ちょうど良いサイズかなと思います。
だってね、街中ではコンパクトなサイズが扱いやすいですからね。
ということで大満足です。
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