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犬好きとして、いろいろなワンコ映画をチェックしています。
そんな中で心に、とてつもなく引っかかる作品がありました。
「星守る犬」…西田敏行さん演じる「おとうさん(=おじさん)」と愛犬「ハッピー」の物語。
物語の内容から見るのがイヤ、と拒絶している犬好きな人も多くいると思いますが、一度みて欲しいです。
決して不幸なだけの物語ではありませんよ。
確かにつらい、辛いんですがハッピーのひたむきな無償の愛に涙が溢れてきます。
この映画を泣かずに見終わる猛者はどの程度いるんでしょうか、私にはぜんぜん無理でした。
号泣、でも良かったねという意味が強い涙でした。
今回は犬好きが映画「星守る犬」を勝手に語ります。
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「星守る犬」は考えさせられる映画
これは犬好きには堪らなくしみる、切ないストーリーかもしれない。
西田敏行さんがいい味を出していますね、ホント良い役者さんです。
根はとてもいい人、でも自分のコントロールがヘタで不器用、今の世の中で生きづらい人を見事に演じます。
ワンコの映画という括りで見ると、その期待は裏切られ、人によっては嫌悪感を抱くかもしれません。
こんなラストはつらすぎる、、、と。
端的に言うとだれも幸せじゃない、そんな苦しく悲しい映画のように感じます。
しかし、日々社会の中でもがき苦しんだ人にとっては、西田敏行さん演じる「おとうさん」の心の痛みや苦しみを理解出来るんじゃないかと。
そして物語ラストで愛犬ハッピーに起こることも、ただ単に可愛そうと言えないかもしれません。
とてもつらい気持ちになるのも事実かもしれませんが。
正直、観ることを勧めるのは辛いですが、でも心に残る素晴らしい映画であることも事実。
物語の途中、おじさんに関わる人物から出る言葉が的確です。
おじさんの人物像がこの一言を聞けばよく分かります。
じょず
映画を一番みて欲しいのは人生になにか迷いがある人
「星守る犬」の始まりは北海道で、男性と犬の白骨化された遺体が発見されるところからスタートします。
ボロボロになったワンボックスカーの中で男性と、その傍らには秋田犬ハッピーの遺体が。
男性の遺体は死後半年経過していたのですが、犬は死後間もない状況。
ハッピーは男性の死後もずっ~と寄り添っていたのでしょう、、、。
物語は市役所に勤める心を閉ざした青年の京介と、ふとしたことから知り合った少女が亡くなった男性の旅路を辿っていきます。
おじさんの行動を追うことで青年と少女は何かを感じ、明日へ踏み出すことが出来るようになっていきます。
いろいろな人の人生が絡み合っていく物語、完成度高いですよ。
秋田犬ハッピーの愛が切ない
おじさんとハッピーが亡くなった現場での会話が切なくなります。
現場に立ち会った警官の言葉に、やっぱり犬は人の最大の家族だと実感。
リチャード・ギア主演の「HACHI」を観ても思いましたが、犬は無償の愛で主人のことを思い続ける存在。
とても愛おしい。
青年が続けて言います、
犬好きには堪らない、犬はいつでも家族を最大限愛してくれます、それも毎日毎日同じように。
この段階で犬の愛の深さを感じ、心が締め付けられるようです。
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おじさんの最期は孤独死なのか幸せなのか
車の中で亡くなったおじさんの傍には愛犬ハッピーが寄り添っていました。
本当の意味での孤独とは違う、辛いですが幸せでもある死。
不幸な人生じゃん、と考えるのが普通かもしれません。
どこにでもある幸せな家庭に生きてきた男性に降りかかる、リストラや熟年離婚、そして病気。
そしておじさんが旅をして触れ合った人たちの物語も、世の中の生きづらさを表している。
人生とはなにか、そこに寄り添う「犬」という無限の愛をもった存在。
ああ、犬と暮らしたいと感じさせるに十分な作品である。
京介の祖父が語る最期の言葉がとても染みる
いつも夜の星空を見上げている京介の愛犬クロ。
そのことに対して、京介の祖父はこう言います。
星守る犬だな。いやね、決して手に入らない星をずっとながめ続ける犬のことだ。
これ、高望みをする人を表すたとえに使う言葉らしいよ。
祖父の言葉に対し京介は「手に入らないものなんて眺めているだけ無駄だよ」、、と。
そんな京介に祖父は続けて言います。
京介、あのね、生きるってことは所詮、無駄だらけなんだ。
君のように殻に閉じこもって生きるよりも、高望みをし続ける人生の方がいいと、僕はそう思うよ。
生きることは無駄だらけ、、、そうなんだよね。
意味を見出すことだけがすべてじゃない、映画の中のセリフですが、ちょっぴり心が軽くなる様な気がしました。
ああ、心に染みます。
秋田犬ハッピーの最期は不幸であるのか
おじさん、ハッピーにとっておとうさんの死後、ずっと寄り添って生きてきました。
そんなハッピーに最期が訪れます。
犬好きからすると信じられない命の尽き方に、目を覆いたくなるのも事実です。
悲しすぎ、報われなさすぎ、可愛そう、そんな声が聞こえてきそうな最期。
しかし、人も犬も必ず死が訪れます。
病気、事故、虐待やこころ無い飼い主から捨てられ、保健所で命を奪われる犬もたくさんいます。
ハッピーの死因は人間から危害を加えられたからですが、大好きなおとうさんの傍らで最期を迎えられたのは不幸であるのか。
いいえ、幸せな最期じゃないかと思いました。
おとうさんとハッピー相思相愛、お互いが愛していた唯一無二の存在。
そんな相手の横で死を迎えることは不幸であるのか、考えさせられます。
現代に生きる人の病んだこころに染みるストーリー
自殺、うつ病、、熟年離婚、リストラ、生活苦、現代人の悩みは尽きません。
この物語はそんな現代の悩みに、西田敏行という表現力豊かな役者と、それに負けない表情を出し続けたハッピー役の秋田犬が素晴らしい。
この物語は生きづらさを感じた人、すべてに見てもらいたい映画。
犬好きでなくても、みる価値十分にあります。
そして見終わったときに、犬っていいな、秋田犬ってすごくいいなとなること間違いないでしょう。
あまりにも秋田犬が愛らしいので、続けてリチャード・ギア主演の「HACHI」も再度みてしまいました。
こちらの映画も秋田犬の忠犬ぶりを描いていますので、本当に可愛くてヤバイです。
じょず
まとめ
この映画について、ハッピーエンドかと聞かれたら、単純なハッピーエンドではありません。
犬が死ぬなんて、可愛そうで見たくないという意見もそうだと思います。
しかし単純に、おとうさんとハッピーが死ぬから不幸という話ではないんですよね。
自分自身も過去に犬を飼っており、後悔をずっとしている青年が言うセリフが沁みます。
この一言で犬が死ぬ物語であるのに、決して不幸だといい切れない、そんな気がします。
ハッピーはおとうさんといつも一緒で幸せだった、おとうさんも愛犬に救われた物語。
いろんな意味で涙失くして見ることはできません。
是非ハンカチを用意して見てくださいね、食わず嫌いは損ですよ。
Amazonプライム・ビデオで見ることができますので、ぜひお試しを。
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