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昨年15歳の老犬が亡くなりました。
そしていま、今年16歳になったもう一匹の老犬が意識もうろうとした状態で横になっています。
こんなに涙が止まらないことはありません。昨年に15年間愛した愛犬が亡くなったときの喪失感は、体を突き抜けるほど残酷で悲しいものでした。
そして1年たったいま、その悲しみが再び足音を忍ばせてやってきました。
最近急激に足腰が弱る
愛犬は16歳と高齢のため、フローリングの床を立てなくなったのはかなり前の話です。始めは滑りやすくなった程度で、肉球に「パウソフト」という滑り止め塗ることで改善しました。
しかし、時間の経過と共に足腰はさらに衰えていきました。しばらくすると「パウソフト」を塗るだけでは完全に滑ることを止めることができなくなったのです。
愛犬が老いていくことをとても実感します。目の前でわが子が老いていく、こんな残酷なことがあるでしょうか。子犬が老犬になっていく時の早さは待ったなしです。
塗る滑り止めの効果があまりなくなってきたので、その後は滑り止めの付いた靴下を購入しましたが、それは失敗でした。
まだ足腰がしっかりした状態なら効果も感じることができたと思いますが、年老いたわが子にはまったく効果がなかったのです。
その後には色々と考えた結果、ラバー製の「PAWZ ドッグブーツ」にたどり着きました。この「PAWZ ドッグブーツ」は効果が凄く、老犬の生活には無くてはならないものになりました。
ドッグブーツが無いと立つことも出来なかったので、その効果は本当にすごいと思います。
食欲だけは旺盛だったのに、急激に衰えた
足が滑る問題は「PAWZ ドッグブーツ」を履かせることで、足腰の弱った老犬でも驚くほど歩くことができました。
しかし残酷なことに、床を滑るというレベルではなく完全に立ち上がらなくなったのです。その前兆は急にやってきました。
今まではどんな時でも食欲だけは旺盛な子でした。ごはんを食べないなんて一切なかったのです。食べないどころか、ごはんの時間になると私のもとに「ごはんちょうだいw」と催促でやってくるほどです。
その食欲旺盛な子が数日前から、いっさい催促しなくなりました。ごはんを作って愛犬にご飯をあげても、少しだけ食べて残すようになりました。今までご飯を残したことがない子がです。
その変化に昨年に亡くなった愛犬のことが思い出されます。食べなくなったら種の寿命であると、もうその時が近づいているのだと。
そして昨日から、まったく食事を取りません。口元に食べるものを持っていくと一口くらいは食べますが、それ以上は食べません。水も自分からは飲むことができなくなりました。
自分で立ち上がることができない
急なことでした、自分で立ち上がることが出来なくなったのです。寝返りをすることもできません。
もう頭の中はまっ白です、そして涙が出て止まりません。自分がこの子に何をしてやれたのか、考えれば考えるほど何もでてきません。
ただひとつだけ言えるのは愛し続けたのは確かなことです。無償の愛をくれる愛犬に、こちらも愛情しかありません。犬を虐待するとか、飽きたから捨てたとか信じられません。
老犬の介護ができないので保健所に持ち込む人もいると聞きます。気は確かか?人の心は持っているのか?と常々思いますが、ニュースで猟奇的な人間に対しての犯罪をみると、多くの犬たちは虐待され殺されているのだろうと感じます。
しかし、私たち家族は最後までわが子を愛し見届けます。
愛犬の寿命が2匹続けてくる現実はつらい
もともと昨年亡くなった愛犬が1匹ではさみしいと思い、その子が1歳のころに2匹目の子を家族に迎えることにしたのです。
それがいま、寝たきりになっている愛犬です。
続けて寿命を迎えることなんて、愛犬が子供のころには想像していませんでした。そして年老いたときに続けてやってくる寿命をこんなに感じるなんて、辛くてたまりません。
愛犬のもとを離れられない
いつその時がくるのか分かりません。今すぐなのか、1か月後なのか分からないのです。しかし、そう遠い日ではないと感じます。
だから、愛犬のそばから離れることが出来ません。せめて逝く時は看取ってあげたい、誰も近くにいないときにさみしく逝かせたくないと考えます。
しかし、夫婦共働きの現実は厳しいと言えます。二人がそろって必ず家を留守にする時間があるからです。
現実とは残酷としかいえません。もし私に富が多くあれば、会社はわが子を看取るまで休みます。それが社会的に無理であれば、会社を退職するでしょう。
現実はそんなに甘くはありません、私たち家族も生きていく必要があります。この現実と愛犬を愛する気持ちのギャップで苦しくてしかたがありません。
経済的にゆとりがあれば、少しでも様子が悪ければ病院に連れていくことでしょう。延命のためにはお金にいとめはつけないことでしょう。
しかし、そんなことが出来る人はどれだけいるのでしょうか?
ひとつの後悔がある
昨年15歳で亡くなった愛犬が元気なころ、病気に備える手段を考えたことがあります。いざ愛犬が病気になれば数十万円は簡単にでていきます。
わたしにとって数十万円は、はした金ではありません。それならば「ペット保険」に入ろうと考えたのです。愛犬をはじめて家に迎へ入れた頃は「ペット保険」なんて存在自体しりませんでした。
そのころからあったのか、無かったのかも分かりません。しかし、今のようにペット保険が当たり前の時代ではなかったと思います。
そして数年前にペット保険について調べると、それほど高額ではないことが分かったのですが、問題がありました、老犬は当然ですが保険加入できないと…。
それで保険加入は諦めたのです。
16歳11か月まで加入できるペット保険がある
もっと早く、しっかりと調べれば良かったです。
現在は最長で16歳11か月の愛犬を受け入れてくれる保険があるようです。
ペット保険に加入することが愛犬の寿命を延ばすことにイコールではありませんが、愛犬が不調と気が付いた際に、病院に気がね無くいくことができると思います。
ついつい、病院はお金がかかる、、と頭をよぎります。
もしかすると、保険に加入していれば病院に行くことのハードルが下がるので、何かが変わったかもしれないと感じてしまいます。
過ぎたことは戻すことはできない
いまさら悩んでも仕方がありません、今はただ愛犬のそばで見守ってあげるだけです。
時間の許すかぎり愛犬の横に居たいと思います。もう何を後悔しても時間は元に巻き戻すことは不可能です。
ただ、もしこの記事をみている愛犬家のかたは、万が一とその予防のために「ペット保険」を考えても良いと思います。
経済力がある人にとって保険は必要ないと思いますが、そうではないのなら考えてみて下さい。
敢えて言いますが、ペット保険の見積もりを資料請求しろとは言いません。
ただ、ネット上でを個人情報を入力せずに保険料を確認できるので、目安だけは知っておいてほしいです。
知っているのと、知らないとでは将来の後悔は天と地ほど違ってきます。無理に資料請求をする必要もありません。個人情報を登録しないと見積もり金額が分からないサイトが多いなかで良心的と言えるでしょう。
まとめ
家族である愛犬の病気や老いの問題は、その時がきて初めて感じる悲しいことです。
しかし愛犬は確実に人間の数倍のペースで成長します、それは凄いスピードで愛するわが子が年老いてしまうことを考えなくてはなりません。
経験者からの言葉として考えてもらえればと思います、将来を考え保険に目を向けてみることを。
そして過去の自分に言ってやりたいです、何かしらの備えをしておけば違う今があったかもと…。
追記
この記事を書いた翌日に愛犬は天国に旅立ちました。
ペット霊園で葬儀を行いましたので、そちらの記事もよろしければどうぞ。