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聖地「ドライブインダルマ」昭和の時代に生まれた思い出の自販機でうどんが食べたい

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最近とても行きたい場所があります。

しかし、わが家の奥さまに話したところ、まったく興味がないと一刀両断されてしまいました。

その全力で奥さまが拒否しているという場所は、自販機の聖地と呼ばれる「ドライブインダルマ

なにを隠そう、はるか遠方の地である京都府舞鶴市にあります。

出典 ytv「ノゾキミ」

 

自販機の聖地「ドライブインダルマ」

なぜ「ドライブインダルマ」に行きたいか?

それは男のロマンである。

昔は携帯電話もない時代で、24時間営業のコンビニすらありませんでした。

コンビニ最大手の「セブンイレブン」は朝の7時から夜の11時まで営業しているという意味から来ているのは、古い人には当たり前の話し。

しかし、若い方にはそんな昔のコンビニ事情なんて知りもしない話しだと思います。

 

レジャーに行く時には「ドライブイン」が最大の休憩場所

クルマやバイクで遠くに遊びに行くときや、仕事で遠方に出るときに重宝されたのが「ドライブイン」

今ではどれだけ田舎に行っても幹線道路であるなら、必ずと言ってもよいほど24時間営業のコンビニがあります。

しかし、昔はドライブインだけが命綱といえるほどで、多くの人はドライブインで休憩をとり飲食をしました。

と同時にゲームコーナーが併設されているので、息抜きに遊んだものです。

 

自販機の聖地と呼ばれるラインナップ

「ドライブインダルマ」がなぜ自販機の聖地と呼ばれるのか、それは昭和の時代に活躍していた食品の自販機が数多くあることです。

うどん、ラーメン、ハンバーガーなど今では見かけなくなった自販機がたくさん並びます。

もう全国でも殆ど残ってはなく、それも現役で稼働している自販機となれば数は限られてくるのです。

 

とてもお世話になったドライブイン

私はいまでは乗らなくなりましたが、若いころはバイクが大好きで、仕事が休みのたびにいろいろな地方へ出かけました。

仕事が終わった日の夜中から出発して目的地に向かう、そんなことを楽しんでいたのです。

そんな時に途中で休憩ができる「ドライブイン」は本当にありがたい存在。

昔は今ほど高速道路が多くなく、田舎の方へ出かける時には国道を通ることが普通でした。

高速道路と違い休憩のできるサービスエリアなどは国道にはありません。そんな国道にときおり出現する「ドライブイン」を見るとホッとした気持ちは、いまでも鮮明に覚えています。

 

疲れの中で温かい食事ができる喜び

今のようにスマホもない時代には、どこまで行けば休憩ポイントがあるかなんて分かりません。

バイクで走っていると何もない田舎の道路の中から、突如「ドライブイン」が飛び込んできます。

何もかも先の先まで簡単に調べることができる今の時代も良いのですが、先の分からない旅はなんだかとてもワクワクした記憶があります。

いったいこれから何が起こるか、この先には何があるのか、そんなワクワクと少しビビる気持ちが堪らなく楽しい時間でした。

そんな中で食べる、疲れたカラダに染み渡る温かいうどん、これは格別なご馳走だったのです。

 

読売テレビの「ノゾキミ」をみて存在をしる

数日前に偶然ですが、TVer(ティーバー)というアプリで「ドライブインダルマ」の特集を見ました。

※11/28まではTVerで「レトロな自動販売機」を視聴することができます

TV er(ティーバー)とは

スマートフォンやタブレット向けのTVer専用アプリやPC上のウェブブラウザを利用して、民放テレビ局が提供する番組を視聴することができる、広告付き無料配信サービスである。

運営は、在京民放5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)と、広告代理店4社(電通、博報堂DYMP、ADK、東急エージェンシー)が共同出資した、プレゼントキャストによる。

出典 Wikipedia

その時の衝撃はすごく、頭をハンマーで殴られたかと思うくらいにガツンときました。

もうとにかく行きたい、そんな気持ちでいっぱいになってしまったのです。

この自販機を見ていると、青年時代のバイクで走り回っていたこと、そして少年時代に遊んだゲームセンターでうどんやハンバーガーを食べた思い出がフラッシュバックします。

ああ、行きたい、ドライブインダルマに行きたい、そんなことばかり考えます。

 

民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

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具材は手造りのコスト度外視

もうね、泣けてきます。

ここまでくると儲けのためではないんですよね、現代社会で儲けのためにコストを最優先に考え商売をする。

それは当たり前すぎることです、しかし「ドライブインダルマ」は採算度外視、ただ単に多くの人に懐かしんでもらい、そして喜んでもらいたいと。

一度は災害で自販機も水没してしまい、再建は不可能と思われたのですが、多くの方の助けもあり復活しています。

古い自販機を直すパーツなど、もう残ってはいません。そんな中で多くの人の想いと行動から古い自販機は再度動き出して今に至ります。

 

毎日手造りで仕込みをする

これね、ヤバイでしょ。

40代・50代以上の人は直撃世代ですよね。少年時代から今のコンビニの役割をした、この自販機には大変お世話になりました。

気軽に温かい物を食べることができるのは、このうどんやハンバーガーの自販機しか無かった時代。

強烈に頭のなかにその時代の情景が浮かび上がります。

こんな手間をかけたうどんが食べたい、いま一番食べたいのは高級な肉でも寿司でも鰻でもなく、このお世辞にも見た目が良いといえない自販機のうどんです。

 

昔と同じ味、懐かしい味

「ドライブインダルマ」に来た人は、みな同じことを口にします。

昔と同じ味がした、懐かしい味」と。

もうヤバイ、食べたい、京都に行きたい、紅葉の季節だけど紅葉なんてどうでもイイ。自販機のうどんとラーメンとハンバーガーをすべて食べたい。

そんな欲求が頭のてっぺんから足のつま先までを支配してしまった。わかってくれますよね、昭和に育った人たちなら。

 

自宅から3時間超えの行程

私の住むのは愛知県名古屋市のお隣である、尾張旭市です。

そこから「ドライブインダルマ」へ行くには高速道路を使っても3時間以上の行程になります。

これは大変な行程ですね。個人的には行きたいのですが、奥さまは全く興味を示しません。わたしの青春の思い出である自販機のことは良く分からない、食べたことも無いし知らないと。

うう、いつか行ってやる、必ずうどんとラーメンとハンバーガーのスペシャルセットを食べまくってやるぞ(泣)

 

まとめ

この自販機をみて思い出が蘇ってきた人は、ぜひ行ってみましょう。

正直な話ですが、他の楽しみは近くに無さそうです。

まあドライブインというものは田舎の国道沿いにあるもので、他には何もない場所です。

しかし、「ドライブインダルマ」には連日、遠方からこの自販機のためだけに来る人が後を絶ちません。

わたしも今こっそりと、ひとりで往復7時間~8時間の旅を決行しようと虎視眈々と狙っています。

人に行動を起こさせる原動力は「想い」であることが、今回とても感じました。

ぜったいに「想い」で京都までうどんを食べに行ってやるぞ。

 

「ドライブインダルマ」アクセス

所在地 〒624-0955 京都府舞鶴市 字丸田822-1
営業時間 8:00~18:00
電話番号 0773-82-0213
定休日 なし

 

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