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「ベルセルク」の作者、三浦建太郎先生が亡くなられた。
連載当時からのリアルタイム世代で、唯一無二のとんでもない作品に出会えたことに感謝しています。
ダーク・ファンタジーと言われる作品「ベルセルク」について、若かりし日の記憶を思い出しながらなぐり書き。
じょず
連載当時無名な作品「ベルセルク」との初めての出会いは「ヴィレッジヴァンガード」
ベルセルクの連載は1989年より「月刊アニマルハウス」という雑誌にて開始。
当時は存在自体を知る機会もなくいましたが、連載開始から4年ほど経ってから初めて出会いました。
その出会いの場が「ヴィレッジヴァンガード」です。
じょず
コアな作品を推す「ヴィレッジヴァンガード」
1990年代に話題となった本屋「ヴィレッジヴァンガード」
雑貨やコアな漫画作品などを扱う本屋として話題でした。
掘り出し物のコミックを見つけるにはココが最高の場所。
時間があると良くヴィレッジヴァンガードに行っていたのですが、そこで強烈に推していた作品が「ベルセルク」
陳列してある場所に「とにかくコレを読め!!」みたいなポップがあったのを覚えています。
今では当たり前な紹介方法ですが、1990年代の当時としては斬新だった記憶があります。
じょず
1巻だけ購入して帰ったがその日のうちに全巻を購入に走る
ヴィレッジヴァンガードで気になっていた「ベルセルク」でしたが、無名な作者の作品でしたので購入には躊躇しました。
しかし、他のメジャーな作品にはないダーク感満載な雰囲気に、コミックの1巻だけ購入してみることに。
自宅に戻り1巻を読んで、すぐに後悔することになりました。
「なぜ全巻買って来なかったのか」と。
もう夜遅くになっていましたが、我慢しきれずその足で再びヴィレッジヴァンガードへ。
全巻購入して帰路についたのは言うまでもありません。
じょず
圧倒的な画力と想像を絶するストーリー展開
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正直なところ作品初期のころはまだまだ荒削りで、重厚感が足りないと感じることもありました。
しかし、話が進むにつれ重厚な作画になり、どんどん引き込まれるようになります。
コミック1巻だけで判断をして、離脱するのは我慢してください。
その後の展開の凄さに、読み続けて良かったと必ず思うはずですよ。
じょず
「蝕」の絶望感は今までのコミックで考えられない理不尽さ
ベルセルクを読む者からして「蝕」はパワーワードである。
この言葉を無くしてベルセルクは語れない。
そして、ベルセルクを唯一無二のダーク・ファンタジーと昇華させたのが「蝕」であると言えます。
こんな理不尽で苦しくて残忍でやり場のない展開を誰が想像したであろうか。
「三浦建太郎はぶっ飛んでる」、蝕を見たとき率直に思いました。
「ベルセルク」未読の方はぜひ「蝕」のところまでは最低でも読んでみてほしいです。
じょず
どこにも売っていなかったコミック「ベルセルク」と連載誌「ヤングアニマル」
コミックは「ヴィレッジヴァンガード」で購入をしましたが、その後の続きを読みたいと思うのは当然のこと。
連載している雑誌の名は「ヤングアニマル」、、、なんだそれ。(ちょっとエッチな本に見えて買いづらい)
今では知名度もありますが、当時は超マイナー雑誌の位置づけ。
コンビニで購入はほぼ不可、書店でも扱いのないところ(入荷しても数が少ない)ばかりで、購入するには色々と回らないとダメでしたね。
知人とヤングアニマルの置いてある店の情報交換をしていたのは懐かしい思い出です。
じょず
「ベルセルク」を紹介すると全員がハマった
いまのようなSNS全盛の時代ではなかったため、なかなか情報は広まりません。
良い作品であっても簡単には拡散されず、「ベルセルク」を知らない人たちがたくさん居ました。
そこで色々な人に「ベルセルク」を紹介すると、私と同じような目にあっていましたね。
1巻だけや3巻くらいまでを買って帰り、あまりの面白さにスグに全巻を購入に走る行動を。
じょず
騙されたを思って1巻だけでも読んで欲しい
万人受けするストーリーではないかもしれませんが、騙されたと思って1巻だけでも読んで欲しいかな。
初期のころは画力も完成されていないので、出来ればもう少し読み進めてほしいですが。
物語を読み進め「蝕」までたどり着いたなら、きっと「ベルセルク」に魅了されていることでしょう。
SNSにのない時代に口コミで広がる
今みたいにSNSで拡散できない時代に口コミで広がった作品だと思います。
作品の力だけで世界的に評価されるまでに至った「ベルセルク」という怪物作品。
この作品を超えるダーク・ファンタジーはあるのだろうか。
三浦建太郎先生が亡くなった今、未完で終わるかもしれない作品だけれども、ぜひ読んで貰いたい物語です。
本当にヤバい(良い意味で)作品ですよ。
じょず
まとめ
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とにかくコレを読め!!
「ベルセルク」はそのひと言に尽きる作品です。
改めて、三浦建太郎先生のご冥福をお祈りいたします。
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