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サカイ引越センターのアルバイト暴力事件を業界経験者が苦言してみる

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引越しのサカイの暴力事件が話題ですが、そんなことは引越し業界からしたら当たり前のこと過ぎて、業界経験者からすると逆にビックリします。

一般の人があまり働くことのない、ハードな肉体労働である引越しという職は、とても特殊な環境と言えるかもしれません。

 

週刊新潮9月28日発売「10月5日号」に掲載された事件

現在発売中の「週刊新潮」に掲載されているのが、サカイ引越センターのアルバイトが社員に向かって暴行を働いた事件である。

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「聞こえへんねん、コラ~」
 私服姿の男が怒鳴り声を上げながら、作業着を着た男性2人を執拗に追いかける。男のパンチが顔面にヒット、倒れ込んだ男性の顔面に容赦ない蹴り、ついにはカーボン製のゴルフクラブを手にして――「週刊新潮」が入手した動画には、こんな様子が収められている。

出典 デイリー新潮

被害者はサカイ引越センターの社員2名で、加害者は業界経験の長い指導的立場であると言うアルバイトである。

うん!?アルバイトが指導で、社員が暴行を受ける?となるのが一般的な反応だと思います。

しかし、業界に勤めた者であれば、この関係性はよく理解できるものであり、至って普通とも言えます。

しかし、一般の企業に勤める方や、社会経験のない方にとっては不思議な図式となるので、業界経験者の管理人が、紐解いて解説をしていきたいと思います。

 

まずは暴行現場の動画を御覧ください

不快な動画になりますので、内容だけを知りたい方は「デイリー新潮」を見て頂ければ、今回の事件について記事があります。

そちらを参考にして頂ければと思います。

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今回の暴行事件は目新しいことではない

格差が広がっていると言われて久しいですが、働く環境に関してもますます格差が拡大しているのかなと思います。

以前あった、牛丼チェーン店の「すき家」のワンオペなどは氷山の一角でしかなく、介護職員の現場では低賃金と古株の職員からの理不尽ないじめなどが横行しています。

そして肉体労働である運送系の会社では相変わらず暴力や強烈なパワハラが、日常で常態化しており、ホワイトカラーの環境しか知らない一般の人たちには理解できない現状です。

しかし今回のような週刊誌に載る暴力事件が、取り上げられても世の中の普通に生きている人と違い、労働者であるブルーカラーの人たちからすると、あまりにも普通にあること過ぎて、「なに騒いでんのかな?」と冷ややかに見ているのが現状です。

そんなことを言っている私もバリバリの肉体労働や運送系で働いていたので、今回のサカイ暴力事件は「ああバレたのね」くらいにしか思いません。

ホント、絶対にダメなことなんですけどね、マヒってしまうんです。

 

アルバイトが指導的立場?

正社員がアルバイトに指導される、殴られるという事態には違和感を感じた人は、とても幸せなひとたちだと思います。

ベテランアルバイトが幅を利かせていることは、ブルーカラーでは当たり前なことであり、ごく普通なこと過ぎて、論じるまでもありません。

肉体労働系の仕事は中学生の世界観が大人の世界でも実行されています。そこにはホワイトカラーの人たちが想像もできない世界があります。

このような会社では超絶ブラックな為に、人が集まりません。来る人材は当然ですが、表舞台から落ちてきた人や、資格やそれなりの企業に行く条件に満たないため、肉体労働でしか働くことができない人たちになります。

こんな言い方は嫌ですが、現実のことなので仕方がありません。気分を害した方は申し訳ないと思いますが、事実わたし自身もこの条件に当てはまる中で、この記事を書いています。

 

引越し屋は中学生の世界

引越し屋だけではありませんが、多くの肉体労働で尊重されるのは「先輩」であること。中学生の世界と同じで先輩が絶対という、大人の世界では信じられないルールがあるのです。

サカイ引越センターであった事件は、日常で多くの肉体労働者が体験している事であり、引越し業界では通常運転です。

そして、このような世界では権力欲しかありません。賃金を潤うほど従業員に払うことができないブラック企業は、従業員の権力欲に対する憧れを刺激します。

頑張れば偉くなれると、それは「先輩」という立場であり、社員であれば「管理職」なんてフレーズがまさにそれです。

このようなブルーカラーの世界では頑張れば稼ぐことができるのではなく、人より偉くなることができるという思想を植え付けます。

モチベーションをそこに向けさせるのです。そんな世界ですからアルバイトでも幅を利かせます。先輩というだけのくだらない価値だけで、後から入ってきた「後輩」を見下します。

 

引越しの仕事は専門性がまったくない、雑仕事

引越しの仕事なんて五体満足であれば、誰にでもできる雑仕事であることに気がついていません。

引越しの仕事内容は1年も経験すれば、分からないことは殆ど無くなります。その程度の仕事だからです。確かに技術的なことも僅かにありますが、そんなことは誰でも長くいれば出来るようになるレベルです。

専門性や独創性などありはしません。だからこそ誰でもいいのです、五体満足であれば物を運ぶことくらいはできるので、とにかく人を労働力としてしか見ていません。

だって五体満足の人なんていくらでもいるし、替えはいくらでもきくからです。そんな中でアルバイトの存在は使い勝手がとても良いので重宝されます。

 

アルバイトは重宝されるので勘違いする

引越し作業が誰にでもできると言っても、すぐには使い物にはなりません。肉体労働者ですから体力面がいちばんの課題となり、あとは多少の知識も経験を積まなくてはならないからです。

そんな中で必要な時だけ呼んで、暇な時には呼ばないでも良い存在のアルバイトは優遇されます。

会社としては多少の問題点を 目をつぶってでも、確保しておく必要があるのがアルバイトとい言うことです。

 

アルバイトのコントロールはおだてること

会社から甘やかされた状況を分かっていないのが、おバカなアルバイトであり、自分の実力を過大評価して、会社に必要な人材だと思い込んでいるのです。

本当は都合の良い人材なだけであるのに、 中学生の世界では勘違いしてしまいます。

しかし勘違いするのはムリもありません、会社としては都合の良いアルバイトが辞めてしまっては、困るからです。

そのために引越会社のとる方法は、アルバイトをおだてることです。

君がいないと、この会社はまわっていかないよ」「さすが、できる奴は違うね」「社員が使えないから頼むよ」など、アルバイトに対して必要性を強調します。

なぜなら、アルバイトは嫌になればスグに辞めてしまうからです。辞められたら引越しの現場の人手が足りなくなるので、それは避ける必要があります。

そのための常套手段ということです。もちろんアルバイトはそんなことを思ってはいませんが、、、。

 

日常にあるイジメや暴力

私も某引越し会社で勤めていた経験から、今回のようなことは日常であり、私も社員として入社して間もない時には、ベテランアルバイトからイジメられたことがあります。

そのアルバイトは王様のような振る舞いでした、まるで引越し屋の中の「」とでも言いたいかのように。

北斗の拳か!?」と思ったことがあります。(古いかな)

普通に社会人として生きてきた経験からすると、キチガイとしか映りませんでした。ここは中学校じゃないか、と感じた覚えがあります。

このイバリ散らかして幅を利かせていたお馬鹿さんは、10歳も下のただのアルバイトです。まあ年齢は関係ありませんが、何の責任も発生しないアルバイトが我が物顔でいる姿は滑稽でしかありません。

 

力が強いものが正義という世界

まんま中学生です、実力ではありません、声のでかいものが勝つ、先輩が絶対。先輩は後輩を「指導」することが喜びです。

人は自分より弱い存在が好物です、特に精神的に成熟していない人間は、弱い存在を欲します。それしか自分の存在価値を表す方法がないからです。

そしてその弱い存在の上に立つことで、安心して生を実感できるのです。

だから今回のサカイで起こったことは、こちら側の世界では当たり前なんです。あまり世の中を知ったかぶって、こんな世界は信じられないと言うのはどうかと。

肯定するつもりは一切ありませんが、これが現実の世界なんです。そこには人権なんて言葉は存在しません。

だからこそ、アリさんマークの引越社で起こった提訴も、従業員を奴隷としてしか考えていなかった会社が野放しにされていたからです。

CMなんて嘘っぱちですよ、従業員全員笑って見ていましたよ、自分の会社の呆れるCMを、真実と真反対の内容を。

 

こんな世界に足を踏み入れないためにするべきこと

ただ、こんな世界に踏み込みたくないのであれば、学生さんであればしっかりと勉強をして回避しましょう。

現在すでに社会人の方は、引越し業界なんてところに行かないで済むように、ここからでも良いので努力して生きていくことです。

まあ、大半の人にとっては関係のない世界であり、面白おかしくサカイ暴力事件と話題にしておくと良いのではと思います。

関係のない世界と言える人は、それなりに頑張って生きてきたか、親から世界を与えられた人なので、その幸せな環境を喜びましょう。そして享受することです。

 

サカイのアルバイトは自分に酔っているおバカさん

こんなヤツはいっぱいいましたよ、私はサカイに勤めていた訳ではありませんが、同業者でした。

ほんとこんなおバカな勘違い野郎は後を絶ちません。俺は社員より仕事ができる、会社に必要とされていて、俺がいないと会社は回らないなんて考える、夢見る乙女みたいなバカな男子は肉体労働では腐るほどいます。

アリさんマークの引越社であった、副社長がヤクザまがいに吠える動画が話題になりましたが、業界最大手の会社の役員でさえ、中二病を患っている世界が引越し業界だと言えます。

まあ学生時代のように厳しいこともいっぱいありますが、ほんと中学校にいた時を思い出す楽しい時間も多々ありました。

そしてなんの取り柄もない自分が、2、3年いただけで、神のごとく扱われる存在になれるので、中毒性はあるのかもしれません。

2、3年も引越し作業をやっていれば、仕事上で分からないことは全くありません。中学で言えば3年生になり、後輩が勝手に崇拝してくれるような感じです。

そりゃ、入学したての1年生と比較すると3年生は、何もかも凄い人です。でもそれは当たり前の事であり、誰にでも到達できる、努力を必要としない事で「神」になれるのです。

 

まとめ

引越し屋でアルバイトしている若者からすると、引越し屋は堪らないパラダイスで、辞められない甘い蜜であるのです。

今回のニュースで指導的立場のアルバイトが社員を暴行?というフレーズに違和感を感じた人はこれで少しは理解できたのではないでしょうか。

引越し業界のアルバイトと社員の関係性は先輩であることが一番重要ということに尽きます。中学生の頃の世界観を思い出して頂ければ、分かると思います。

社員とアルバイトという関係性は、引越し屋に勤めるアルバイトにとって、まったく関係のないことなんです。

不思議な世界ですね、でも数年間生き抜くと結構楽しいですよ、何にも出来なくても「先輩」として崇められますから。

体力に自信がある、若者なら引越し屋で働いてみるのは、経験としてありだと思います。しかし、体力や精神的にタフじゃないなら近づくことは厳禁なのが、ド底辺の引越し屋です。

最後に繰り返して言いますが、私は業界経験者ですから、身内の暴露です。外から攻撃している訳ではないつもりです。

真実を知って頂きたいと思い、書かせて頂きました。被害者もいなくなれば良いのにと心から思います。

もしも引越し屋で働こうと考えているなら、別の道を探したほうが良いと思いますよ。ちなみに引越し屋の退職者で行き先として多かったのは工場ですね。

まあこんな求人もあるので参考にどうぞ → 工場ワークス

 

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